年収水準を下げずに関西圏へUターン転職をするには？30代・税理士の成功事例

一般事業会社

【今回の成功者】
Fさん
35歳・男性
資格：税理士(簿記論財務諸表論法人税相続税消費税)

＜転職前＞
Big4税理士法人　年収700万円
＜転職後＞
大手上場企業　年収800万円
エリア：京都府

東京から京都へUターンを希望

Fさんは、税理士試験5科目合格された後、Big4税理士法人の東京オフィスで海外取引に関する税務リスク抽出・アドバイス、大型M&Aの税務DD、大手企業向け連結納税支援などに従事し、順調にご経験を積んでいらっしゃいました。一方で、30代半ばになったことを機に、出身地である京都にUターン転職をしたいと考えるようになったそうです。 Big4税理士法人の関西オフィスに移動するという選択肢もありましたが、Fさんは今まで習得したスキルを企業で活かしたいという気持ちを強くお持ちでした。そこで、まずは一般事業会社への転職に絞って情報収集を開始されました。

粘り強く“自分の強み”を売り込むことも大切。

Fさんは関西圏で長年培ってきた英語力と税務知識を活かせる転職先を探されていました。東京であれば上記のような希望を満たせる求人は多数ありましたが、関西圏となると候補先が絞られます。その為、まずは関西圏にある大手企業を中心に採用ニーズを探っていくことにしました。その結果、該当する企業が数社ヒットし、実際にご応募をいただきました。しかし、中には「希望する年収水準は出せない」という理由で不合格になるケースもありました。そのような経緯を踏まえて、Fさんのスキルや強みを企業にしっかり伝えられるよう、応募企業の選考前に、打ち合わせ・面接対策を入念に行うように致しました。その後、国際税務の部署体制を強化していきたいという企業から高いご評価を得ることが出来、無事内定を獲得されました。年収もアップする為、Fさんにとって納得の転職が実現できたそうです。

ご自身の市場価値をしっかり理解し、伝えましょう

Fさんは関西圏に戻っても年収水準を下げたくない、という強い希望をお持ちでした。その為、ご紹介出来る案件に限りがあり、苦しいスタートとなった印象です。ですが、Fさんは語学力もあり税理士資格もお持ちでしたので、Fさんのような高いスキルを持つ人材が関西圏の転職市場にどれだけいるのか考えると、徐々に転職市場での戦い方も見えてきたように思います。結果的に、Fさんは京都の大手企業に転職を決められましたが、選考を通して企業側にFさんのようなご経歴をもつ人材の市場価値や希少性をしっかりご理解いただけたからこそのオファー内容だったように思います。妥協しない転職を実現する為に、ご自身の市場価値や希少性をアピールする大切さを改めて実感した転職となりました。

税理士の求人を確認する！