レポートREPORT
目次
経理・財務 部門 (2024.04.01 ~ 2024.06.30)
シニア人材の転職も活況で、オファー年収額が上がっている印象
4月の繁忙期前には既に活動をしていた登録者の多くが、繁忙期を迎えてもペースダウンしながらも細々と活動を続けていた。また、前回(2024年1月~3月)と比べ、50代の登録者の割合が微増しているが、50代を対象とした求人自体も増加傾向にある。経験・スキルのある方であれば、企業からしっかりと評価されるケースが増えている。以前の転職市場では年収を現状よりも下げて転職するシニアの方が多かったが、ハイレイヤーの方には適正な年収求人を企業側も提示する傾向があり、売り手市場を背景に転職時の給与水準が高まっていると言える。
年代別動向
登録者詳細データ
人事・総務 部門 (2024.04.01 ~ 2024.04.30)
20代と50代の割合が微増し、年度が変わりリモート制度を希望する登録者が増加
前回(2024年1月~3月)と比べ、20代と50代の年代別割合が微増した。20代では、人事へのキャリアチェンジを目指す人材紹介や営業出身のポテンシャル層も依然として多く、コロナ明けの求人増加に期待して転職を考える人が多い。季節トレンドとして、新年度になったことで、在宅勤務から出社勤務へ徐々に戻る企業が増えており、これをきっかけにリモートワークが可能な企業への転職を希望する人が多かった。週に2~3日程度、リモートワークが可能な環境を希望する人が多く、どこまで活用されているかなどを考慮して応募検討することが多い。また、6月後半から繁忙期明けの新卒担当者や研修担当者の登録も増えてきている印象だ。
年代別動向
登録者詳細データ
法務 部門 (2024.04.01 ~ 2024.06.30)
ポテンシャル層を含む若手法務人材への引き合いが強まり、売り手市場が続く
株主総会を対応している登録者の方は、6月末まで情報収集を行い、7月から本格的な活動を開始する方もいた。若手法務人材への引き合いは高く、経験1~2年でも基本的な法務経験があれば書類選考の通過率も高まっている。法科大学院修了生(未就業)のオファー年収は年々高まり、昨年は400~450万円が最も多かった。今年も7月の司法試験後に活動を開始する事が見込まれるため、求人の準備が重要だ。若手人材は教育体制やキャリアパスも重要視するため、まずは求人票の時点で応募をもらえる訴求をすることが大切である。
年代別動向
登録者詳細データ
経営企画・内部監査 部門 (2024.04.01 ~ 2024.06.30)
経営企画と内部監査では、経験豊富な50代以上がメイン層に
経営企画の登録者は、事業企画や経営戦略よりも管理会計や事業サポート寄りの管理業務経験を主に積んでいる方が多い。経理やファーム出身者など、ミドル〜ハイクラス層の登録者が主だが、若手人材には管理会計経験者や大手事業部付の経理出身者の登録者もいる。
内部監査では、資格者や経験者に高額のオファーが出ており、給与水準が上がっている傾向がある。他部署やファームなど様々な経験を経て内部監査のキャリアを築く人が多く、候補者の多い年代は50代後半以降である。50代から60代前半は売り手市場で、20代から40代は非常に希少な市況となっている。
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内部監査
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