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目次


    <調査概要>
    ・新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、65%が「転職意欲が下がった」と回答。
    ・転職意欲が下がった理由として最も多かったのが、「先行きが不透明になった」が56%。
    ・転職意欲が高まった理由で最も多かったのが「業績不振による会社の先行き不安」で45%。
    ・転職時期は、「時期は未定」が35%。
    ・転職で重要視したい条件として「年収」に次いで2番目に多いのが「リモートワーク」

    6割以上「転職意欲が下がった」と回答

    Q1.新型コロナウイルス感染拡大を受けて、転職活動の意識の変化はあったか?(単一)


    新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、65%が「転職意欲が下がった」と回答。最も多いのが「転職意欲が下がり、転職活動もしていない」の48%でした。また、転職意欲に関わらず、61%の人が「転職活動をしていない」と回答。
    では、転職意欲が上がった方と下がった方の具体的な理由をみていきしょう。

    会社の業績の先行き不安で転職意欲が高まった方が多い中、コロナをチャンスとみる人も

    Q2【転職意欲が高まったとお答えの方】その理由をご回答ください。(複数)


    転職意欲が高まった理由として、最も多かったのは、「業績不振による会社の先行き不安」で45%。次いで、「所属企業の新型コロナへの対応が不満」(39%)、「会社都合の退職」(8%)でした。
    転職意欲が高まったと答えた方は、80%以上が業績やコロナへの対応など、会社に対する不満不安がコロナによって高まったことが要因といえるでしょう。
    「現状は業績好調ではあるが、将来性を感じなくなった」といった、現時点で業績が好調でも転職を考えるようになった方もいらっしゃいました。
    また、「中国への帰任ができなくなり、年次契約更新せず」といった、渡航に影響がでたせいで転職を余儀なくされた方もいます。

    一方その他と答えた方の中で、この状況をチャンスと捉えた方もいました。
    その理由としては
    「(雇用の)流動性が増すと判断」
    「時代が大きく変わる中で、自分が成長できる環境に身を置きたいと思った」
    「新たなビジネスチャンスと考えた」
    など、この不況をチャンスと考え、このタイミングで自身がよりチャレンジできる環境に身を置こうと考えている方もでてきています。

    転職活動が厳しくなると見込み、現職を続ける方が目立つ

    Q3【転職意欲が下がったとお答えされた方】転職意欲が下がった理由は?(複数)


    転職意欲が下がった理由として最も多かったのが、「先行きが不透明になった」が56%。次いで、「外出するのが不安」(28%)、「現職を続けながら転職活動する時間がない」(28%)、「志望業界が採用活動を絞っている」(7%)
    具体的な理由としては、
    「転職できても、先行きが不安で意志が揺れている」
    「先の見えない状況なので、リスクを考え今より(待遇が)悪くなる可能性があることは避ける」
    「希望地域(東京都、千葉)のコロナ禍拡大」
    といった、コロナによる転職市場の先行きの不透明感や、外出への不安が浮き彫りになったかたちといえるでしょう。

    一方、転職意欲が下がったと答えた方の中には、コロナによって現職への好感度が高まったという方もいました。
    「コロナへの対応は悪くなかったので、もう少し様子を見たいと思いました」
    「現職の安定感を、今まで以上に有難いと感じたから」
    といったように、今いる環境のありがたみを感じるといった声もありました。

    転職を検討していない・時期未定が60%超

    Q4転職時期はいつ頃を予定している?(単一)


    転職時期に関しては、「時期は未定」が35%、「転職を検討していない」が26%で、転職に関して消極的・もしくは長期的に転職を検討している方が目立ちました。
    積極的に転職をしたい方は、「すぐにでも」と回答された方が16%と最も多く、次いで3ヶ月以内(7%)、半年以内(9%)、1年以内(7%)という結果でした。

    コロナ禍における企業の柔軟性も見られている

    Q5新型コロナウイルスの流行を受けて、より重要視したい条件はどれですか?


    重要視したい条件で最も高かったのは、「年収」の55%。次いで、「リモートワーク(在宅勤務)」が47%、「勤務地」が39%、「企業の安定性」が34%でした。
    「リモートワーク」が重要視する条件として多い理由は、コロナによる外出への懸念だけでなく、働き方に対する企業の柔軟性を見ているためといえます。

    まとめ

    新型コロナウイルスによる、企業の業績悪化や将来性の懸念から、転職市場にも大きな影響がでています。売り手市場から買い手市場に変わり、転職意欲が下がっている方が目立つようになりました。
    「安心して働けて、多いとは言えないまでもちゃんとお給料を貰えることがどれだけ大事なことなのか、身にしみました。」といった意見もあり、コロナ流行以降、今いる職場環境にありがたみを感じる人もでてきています。

    一方、転職意欲が高まっていると回答した中には、今の会社の業績悪化や将来性の不安という理由だけでなく、この節目をチャンスと捉え、新たな環境に身を置いてチャレンジしていこうという前向きな求職者もいらっしゃいました。

    いずれにしても将来の不透明感から、転職活動が長期化する傾向になってきています。 「リモートワーク(在宅勤務)」を転職先の条件として重要視する方も多く、コロナ禍での企業の対応が問われています。求職者が企業に求める価値観も変化しており、急速な時代の変化に柔軟に対応していく姿勢が企業に求められるでしょう。

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    【調査方法】
    新型コロナウイルス流行による転職意識のアンケート調査
    ・調査方法 :Webアンケートを実施
    ・調査対象:246名
    ・調査実施期間 :2020年8月11日~8月17日

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