レポートREPORT

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    会計事務所経験者(2023.10.01 ~ 2023.12.31)

    若手層が転職市場で動き出していることが大きな特徴といえる。2020~30代までの求職者はいずれも増加しており年代別の割合についても20 代は全体の25.77%⇒27.55%に微増している(昨年同時期比)。20代増加の要因の一つとして、税理士試験受験資格の緩和が影響していると考えられる。
    これまでの求職者傾向として、若手層については教育制度等の充実度から「大手志向」となりやすく、一定経験を積まれた方は事務所の規模感をさげて「横断性」や「希望業務への関与」といった個人の希望キャリアがよりフィットする事務所にフォーカスする傾向にあった。
    税理士試験資格緩和に伴い、今後若手の税理士志望者や科目合格者が業界に順調に増えた場合、今後この傾向はより色濃くなっていく可能性が高い。一方で、以前よりも様々なバックグラウンドの方が会計業界に挑戦することになり、求職者側、採用側いずれの目線も以前とは異なった形になる可能性も考えられる。市場動向には今年は特に注視したほうがよいと思われる。


    年代別動向

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    登録者詳細データ

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