レポートREPORT

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    公認会計士 (2023.7.1 ~ 2023.9.30)

    登録者平均は39 歳。最も多い層は30 代後半、その次が40代後半という登録者層。
    登録者構成は今年の4月~6月と大きな変化はないが、30代前半の登録者が4月~6月と比較した際に倍以上の登録となっている。3月決算法人の監査が終了したタイミングから転職活動に本格化をみせている若手の監査法人出身の会計士が増加している背景と言える。若手の会計士の方の場合、監査から監査、という転職希望者よりも監査以外の業務経験を積むことを転職目的にしている方が多いため、転職者志向を把握した上で求人を行うと効果的と思われる。


    年代別動向

    年代別動向

    登録者詳細データ

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    税理士 | 有資格者 (2023.7.1 ~ 2023.9.30)

    【45歳以上が約6割弱】四半期毎に45歳以降の有資格者比率が上がる傾向が続いている。世の中の税理士の方は60代以降が半数以上であることからも不自然ではないが、弊社登録者の分布平均も着実に上がり続けている。有資格者採用に成功している法人は比較的組織年齢が高くなる傾向があり、登録者分布の背景と合致する点がある。但し最近では求人側も、求職者側も以前よりは互いの年齢を気にしない動きも増えてきている。求人側は経験値を、求職者側は資格を活かせるフィールドがあるかどうか、という観点を伺うことが多い。互いにニーズの合致点を探しあう、そのような動きが有資格者採用では今後も高まっていくと思われる。

    年代別動向

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    登録者詳細データ

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    税理士 | 科目合格者 (2023.7.1 ~ 2023.9.30)

    ここ1年40代以降の登録者増加傾向が続いていたが、今回(7月~9月)久しぶりに30代前半の科目合格者の比率が増加した。申告書作成まで経験がある人の比率は落ちているが、若手の科目合格者が全国的に活動しているのは8月の税理士試験が背景だろう。実際多くの科目合格者の方からご相談があり、求人側からも積極的な科目合格者採用の相談が増えた夏だった。引き続き活動継続している科目合格者もいるため、貴重な30代経験者採用機会を逃さないように求人はいつでも準備万端にしておくことがおすすめである。


    年代別動向

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    登録者詳細データ

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    弁護士 (2023.7.1 ~ 2023.9.30)

    75期の新人弁護士層が増えてきており、最初に入所した事務所で教育体制がないことが転職のきっかけになり、次の転職先へ「教育体制、チェック体制」を希望条件に挙げる方が多かった。経験弁護士層については「語学力を活かしたい」「企業法務の比率を上げたい」「給与の伸びしろ」という理由は多かったように見える。新人弁護士、経験弁護士、ともに転職意欲はあっても他の士業と比較して転職活動は慎重な方が多いため、事前情報収集に入念でエージェント側へ質問を多く準備している方もいる。また案件対応で忙しくなるケースが多いため、すでに現職に退職交渉を終え、案件調整がない状況で転職活動を始める方も増えてきている。そのため「応募までは慎重だが、応募してからは一気に選考が進む」という傾向が最近は見られるようになっている。

    年代別動向

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    登録者詳細データ

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