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未経験者を採用する企業が増えつつあります。それはただ単に人材不足のため間口を広げるといった理由ではなく、あえて未経験者を狙って採用する企業も多いです。そこで今回は未経験者を採用するメリットや未経験者を採用するためのポイントなどについてまとめてみました。
未経験を採用する企業が増えている
少子高齢化の影響で、就職市場は売り手市場が続いています。深刻な人材不足を解消するために、未経験者であっても採用する企業が増えてきました。確かに、未経験者は経験者と比べてすぐに即戦力とはなりづらいかもしれません。しかし、一口に未経験者と言っても、様々なキャリアの人がいます。前職の経験が活かせる場合もありますし、同業者の会社で働いたことがないからこそ企業文化を教育しやすい可能性があります。また、未経験だからこそ違った視点でビジネスをとらえることができるなど、メリットも大きいです。
未経験を採用するメリット
未経験者を採用するメリットは主に3つあります。
応募数が増える
経験者数は限りがあり、応募者の総数にも限界があります。しかし、未経験者も応募可能にすれば裾野が広がり、求人に対する応募者の増加が見込める可能性があるのです。応募者の総数が増えることで、自社に合った人材を採用しやすくなります。また、これまで求人情報が届かなかった層にも情報が届くようになり、自社に必要な人材を幅広い層から得られる可能性が高いです。応募者数が増えれば、データも得やすくなります。どのような言葉や媒体を使えば未経験者にも響くのかわかるようになるので、今後の採用活動を展開する上でも有効な手法です。応募者が増えれば、新しい人材を獲得できる確率が高くなり、社内の活性化にもつながります。
謙虚で意欲の高い人が多い
未経験者はスキルこそありませんが、謙虚で意欲の高い人が多いです。未経験の業種に挑戦するからこそ、短期間でスキルを身につけようと努力する傾向があります。実務能力がある人の場合は、自分のやり方にこだわりを持つ人もいますが、未経験者の場合は謙虚なので、スキルさえ身につければ経験者以上に戦力になる場合もあるのです。物事を前向きに捉え、積極的にコミュニケーションをはかるなど、会社に良い影響を与える可能性も十分にあります。
また、未経験者が意欲的に学ぶことは、社員の刺激になり、会社が活気付くことも利点です。社員の学習欲が刺激されれば、会社全体で最新の情報を取り入れるなどの姿勢が生まれるようになり、企業にとってより良い結果を生み出す可能性があると言えるでしょう。
斬新なアイディアをもたらす
実務経験がないからこそ、斬新なアイディアをもたらす可能性があることもメリットの一つです。これまでにない新しいアイディアを取り入れられる場合があります。また、これまで携わってきた業務の経験を活かすことで、新しい商品やサービスを生み出すことにつながる場合もあるのです。
未経験者を採用するポイント
未経験者を採用する場合は、ポテンシャルを重視することがポイントです。具体的な3つのポイントをご紹介しましょう。
前向きに取り組んだ経験があるか
未経験者は、実務経験者と比べて戦力となるまでに新しい知識や技術を貪欲に学ぶ必要があります。決して簡単なことでないので、前向きに取り組める姿勢があるかどうかが重要なポイントとなります。前向きに取り組めるかどうか見極めるために、これまでの仕事などにおいて、前向きに取り組んだ経験があるかヒアリングしてみましょう。なるべく具体的に、かつその人の行動特性がわかるような質問をすることが効果的です。応募している実務に直結していなくても、何かを前向きに取り組んだ経験がある人は、活躍できる可能性があると判断できます。
意欲のある志望動機か
スキル・経験で見極められない分、志望動機は重要な項目の一つとなります。志望動機の内容が、意欲的かどうか、しっかりチェックしましょう。なぜ、未経験でありながら応募したのかヒアリングしてみることも大切です。単に新しいものに挑戦することができるというだけではなく、成果が出るまで持続的に取り組めるかどうかも大事なポイントと言えます。まず、書類選考の段階で志望動機を確認し、面接など対面の場で、より詳しく掘り下げることをオススメします。もし未経験者を採用した経験がある人がいるなら、その人に面接などを任せた方が、効果的な質問ができる可能性が高くなるでしょう。
柔軟性・素直さがあるか
未経験である分、柔軟性や素直さがあるかどうかも需要なポイントです。柔軟性や素直さは、書類からだけでは判断しにくいですので、面接の場でしっかりとヒアリングできるように、質問事項などを精査しておきましょう。社風に共感できるかどうかもチェックするポイントとなります。柔軟性や素直さがある人材は、スキルがなくても現場の社員とスムーズにコミュニケーションをとることができ、会社に馴染んで戦力に育つ可能性が高いです。応募者の人柄がわかるような質問を投げかけることが効果的と言えます。柔軟で素直さがある人材は、周囲の助けを得やすく、部署内のコミュニケーション促進にも貢献する可能性が高いです。他にも、応募している部署で役に立つ特性があるかどうか、見極めることも必要と言えます。
未経験入社の不安を取り除くには
未経験者は、実務経験者と比べて入社後の仕事イメージが湧きにくく、不安を感じている場合があります。未経験入社の不安を取り除くことも人事の大切な仕事の一つです。ポイントは主に2つあります。
未経験入社の前例を伝える
まず、未経験入社の前例を伝えましょう。採用サイトに、未経験で入社した人のインタビューなどを載せることも有効な手法です。未経験者の前例があると、不安を取り除くことに大いに役立ちます。入社後のフローをしっかりと書き、未経験であってもフォロー体制などが整っていることを伝えられると、より効果的です。そのためにも、選考者側は未経験で入社した人の状態を把握しておく必要があります。
もし、初めての未経験者採用なら、フォロー体制がしっかりしていることを強調しましょう。また、言葉遣いにも気をつけ、なるべく専門用語を使わないなどの工夫も大切です。応募者の不安を取り除く努力をしていることを実際に示すことで、不安を取り除ける可能性が高くなります。前例は複数あるとより効果的でしょう。どのような業種から転職したかを明らかにすると、同じ業種にいる人が転職イメージを掴みやすくなります。
給与の説明をしっかりする
給与の説明をしっかりすることも、未経験者の不安を取り除くことに役立ちます。未経験者は、給与イメージが経験者と比べて掴みにくい傾向があるので、説明をしっかりすることで信頼を得ることが可能です。転職市場の相場も把握しておき、相場を考慮した給与であると、より応募者の納得感が増します。給与は働く上で重要な指標となりますので、十分な説明を心がけましょう。また、スキルを獲得した場合の給与の変化なども伝えると、よりやる気につなげやすいです。もちろん間違いのない正しい情報を伝えることが基本です。
転職エージェントを使ってミスマッチを防ぐ
未経験者には、実務経験者とは違うメリットがあります。未経験者の採用を成功させたいなら、未経験者の登録者が多数いる転職エージェントを活用してミスマッチを防ぐことがオススメです。転職エージェントは、未経験者が不安に思うポイントや、応募したくなるための工夫についても豊かな経験や知識を持っているので、気になることは相談してみると良いでしょう。
また弊社であれば、未経験であっても簿記2級や税理士試験科目合格者、法科大学院修了生などしっかり勉強してきた人材からの登録も増えています。 単に未経験というだけではなくある程度知識がある未経験者の方が業務のキャッチアップをよりスムーズに行えるので、おすすめです。
未経験者を採用することで、貴重な人材をスムーズに確保できるようになり、社内がより活気付く場合もあります。労働力人口は減少を続けていますので、今後ますます人材を獲得することが困難になる可能性は高いです。間口を広く設定しておくことは、企業活動の存続をするために効果的な手法と言えます。
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