採用成功ガイドRECRUIT GUIDE


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    【中途採用向け】ダイレクトリクルーティングはどんなメリットがあるの?

    採用手法が多様化している中、攻めの採用手法として注目されているのがダイレクトルクルーティングです。求人媒体とは異なり、企業側から欲しい人材に直接アプローチすることができます。今後、攻めの採用手法の一つとして、ますますダイレクトルクルーティングが活発化することが予測されます。そこで今回は、ダイレクトルクルーティングの説明と合わせて、メリット・デメリットなどを解説します。

    ダイレクトリクルーティングとは

    ダイレクトルクルーティングとは、SNSや人材データベースなどを活用して、企業側から自社に合いそうな人材にアプローチして、直接スカウトする採用手法を指します。従来のように求人サイトや人材紹介会社など、第三者サービスを頼らず、企業側からコンタクトを取ることが特徴です。これまでの待ちの姿勢と異なる攻めの採用手法として注目度が増しています。

    優秀な人材の確保が厳しくなっていると言われる昨今、必要な人材にピンポイントでアプローチできる上に、まだ転職を考えていなかった層にもアプローチできるなど、ダイレクトルクルーティングならではの魅力がある手法です。ただし、ダイレクトルクルーティングを実施したからといってすぐに効果が現れるわけではありません。中長期的に活用していくことが必要と言えます。

    ダイレクトリクルーティングのメリット


    ダイレクトルクルーティングの主なメリットは3つあります。

    ①費用を抑えて採用できる!

    従来の方法と比べて費用が抑えられることはメリットの一つです。求人媒体の広告掲載料や、人材紹介会社を利用した際の成果報酬と比べると、費用が安いケースがほとんどです。ダイレクトルクルーティングにはFacebookなどのSNSを活用する方法もあり、上手に活用することで採用コストを下げることができます。

    ②マッチした人が採用できる!

    自社のことをよくわかっている採用担当者が直接アプローチを行うため、自社にマッチした人を採用できる可能性が高いこともメリットです。ダイレクトルクルーティングの場合、顕在層だけではなく、まだ転職を考えていなかった潜在層の人材にもアプローチすることができます。自社に合った人材を採用できるので、早期退職などのリスクを回避し、定着率の向上も期待できやすいです。

    ③採用力が上がる!

    ダイレクトルクルーティングでは、第三者サービスに頼らないので、自社で採用プロセスを活用する必要があります。プロセスを確立するまでは苦労する場合もありますが、プロセスが確立できれば、自社の採用力の向上が期待できます。スカウトから採用までの時間短縮も可能です。なお、様々な企業がダイレクトリクルーティングサービスを提供していますが、自社に合ったサービスを選ぶためにも、まずは自社の求める人物像を明確化することが必要と言えます。人物像などは状況によっても変わってきますので、定期的に見直しをはかりましょう。

    ダイレクトリクルーティングのデメリット

    ダイレクトルクルーティングのデメリットをみていきましょう。

    採用までの工数がかかる

    ダイレクトルクルーティングでは、従来の手法に比べて採用までの工数がかかります。採用プロセスが確立されればスムーズに話を進めていくこともできますが、それまでは採用担当者に負担がかかる可能性があるので注意しましょう。ダイレクトルクルーティングでは、企業側からアプローチするため、スカウト相手に自社の魅力が伝わるようにプレゼンする能力なども必要です。特にスカウト相手が転職を考えていなかった潜在層の場合は、魅力が伝わりづらく思うように成果に結びつかないケースもあります。企業の魅力を伝わるノウハウを培うまでに時間がかかることがあるので、長い目で取り組むことが大切です。

    最近ではダイレクトルクルーティングのサービスを提供する企業が増えていますので、活用してみる方法も有効でしょう。自社で1からノウハウを確立するよりも短期間で効果的な手法を身につけられる可能性が高まります。

    弊社もダイレクトリクルーティングサービスを運用しております。
    管理部門のダイレクトリクルーティングサービス『MS Jobs』

    管理部門・士業に特化しているため、求職者も管理部門・士業の方が多くご登録いただいておりますのです、ご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。

    大量採用しづらい

    欲しい人材にピンポイントでアプローチするため、大量採用は難しいです。もし大量採用を希望するなら、従来の方法に切り替えるか組み合わせて採用活動を展開した方が良いでしょう。ダイレクトルクルーティングはあくまで数ある採用手法の1つですので、自社の目的を明確化し、必要かどうか判断することが大切です。

    ダイレクトリクルーティングの一般的な費用

    ダイレクトルクルーティングにかかる費用は幅があります。SNSなどを活用して全て自社で行う場合は、かなり費用を抑えることができるでしょう。ダイレクトルクルーティングサービスを利用した場合は、1人採用するまでにかかる費用の平均は60万円前後と言われています。ダイレクトルクルーティングサービスを利用した場合に発生する料金は、初期費用、成果報酬、月額使用料などです。サービスによっては、初期費用が発生しないものなどもあります。なお、成果報酬と月額使用料は、いずれかまたは両方必要となるケースが多いです。

    ダイレクトルクルーティングサービスを利用しつつ料金を抑えたい時は、初期費用を無料にするキャンペーンなどを活用する方法も効果的と言えるでしょう。一口にダイレクトルクルーティングサービスと言っても、得意としている職種など、それぞれのサービスに特色がありますので、自社に合ったものを選ぶことも結果として費用を抑えることにつながります。自社に合った人材、欲しい人材がいそうなダイレクトルクルーティングサービスを選ぶことがポイントです。なお、サービスの内容にも違いがあり、例えば人材の勤務地や新卒か中途採用かなどによってもかかる費用が変わってくる場合があるので、事前によく確認しておくことが大切と言えます。

    中途採用のダイレクトリクルーティングの事例


    コカ・コーラ社

    2011年、コカ・コーラ社の幹部は約95%が、ダイレクトルクルーティングの転職者でした。アメリカでは転職活動にLinkedIn(リンクトイン)を利用することが定着しています。LinkedInを活用することでダイレクトルクルーティングをスムーズに実践しています。なお、日本では従来の採用手法が主流ですが、LinkedInが一般化しているアメリカの現状を踏まえると、今後日本もダイレクトルクルーティングを採用する企業が増加することが考えられます。

    Chatwork株式会社

    Chatwork株式会社ではポテンシャル人材の発掘にダイレクトルクルーティングサービスを活用し、臨機応変なアプローチを実践しています。採用元の部長と人事担当者が協力しながらダイレクトルクルーティングを行うことで、採用活動におけるスピードも増しました。

    株式会社ホットリンク

    株式会社ホットリンクはダイレクトルクルーティングを活用することで、採用コストを1年で80%削減しました。最小限の労力で最大限の効果が見込めるプロセスを活用し、採用力を高めています。株式会社ホットリンクは採用手法を100%、ダイレクトルクルーティングとリファラルリクルーティングにすることに切り替えました。

    まとめ

    攻めの採用手法として年々注目度が増しているダイレクトリクルーティング。これまでアプローチできなかった人材もスカウトできる可能性があることなどから、自社の採用に取り入れる企業が増えています。ダイレクトリクルーティングサービスを活用することで、より効率よくダイレクトリクルーティングを行うことが可能です。ダイレクトリクルーティングサービスにはそれぞれ特色があるので、自社に合ったサービスを選ぶことがポイントの一つとなります。
    例えば管理部門・士業のダイレクトリクルーティングなら、弊社が運用している「MS Jobs」があります。これまで管理部門・士業の人材紹介事業で培ったノウハウやデータベースからターゲット求職者にアプローチができ、かつ採用が決定するまで費用が発生しません。 サービスの詳細は、下記よりご確認ください。

    管理部門のダイレクトリクルーティングサービス『MS Jobs』

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