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リーマンショック以降、採用が凍結していた金融市場ですが、外資系金融機関を中心に徐々に採用が再開してきています。外資系証券会社での採用はジュニアクラスを中心に活発化してきており、投資銀行部門やマーケット部門で動きが出てきています。一方、日系金融機関ではまだまだ採用を絞っているため、全体として転職活動は厳しいものになるでしょう。
分野別に見てみると、投資銀行分野ではジュニアクラスの増員採用の動きが出ており、ポジション数は多くないものの一定の流動性が戻ってきています。資産運用分野での採用は、機関投資家営業などの営業職から回復がはじまり、徐々に運用部門やミドルのジュニアクラスの採用がみられてきています。サブプライムの発端となった不動産金融分野での採用は、しばらく厳しい状況が続きそうです。
金融業界全体を見ると、管理部門の職種において低水準ながら採用ポジションが出てきています。退職者の補強だけでなく、もともと不足していた部門での増員の求人が出てきていることから、回復の兆しとみて良いのではないでしょうか。業績拡大に向けた純粋な増員求人はしばらく限られたものになりそうですが、経済全体の回復とともに、各金融機関が強化したい限られた分野では、採用ポジションが出てくるものと思われます。中でも、グローバルな取引の重要性が高まっていることから、海外ポジションやグローバルな視野で活躍するポストでの採用として、英語力や国際性の有無が転職におけるキーポイントとして益々高まっていると言えるでしょう。国際的なポジション以外では、経済の回復に伴い、資金調達や収益部門をメインに転職市場が活発化してくることが予想されます。また、ここ数年で発生した各種規制強化に対応するためのリーガルなどのバックオフィス部門での求人も増加していくでしょう。
企業側の採用意欲と、潜在的な方も含めた転職希望者数の比率では、しばらくは買い手市場が続きそうです。選考時の倍率も非常に高いものとなることが予想されますので、積極的な活動が必要になってくるでしょう。
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